自然界。

仕事先の建物横にカモさんが卵をあたため始めたのは

確か、1カ月以上前だったと思います。

中庭の草が生えたところの側溝と建物の間の

コンクリートの上に巣を作り、8個ほどの卵を

あたためていました。

80メートルほど先に、大きな木があって

上の方にカラスがやっぱり卵をあたためているようでした。

保健室からそこは良く見えて、

親鳥が離れた時に、カラスが卵を狙っているんじゃないか、

ヘビがきたらどうするか、

職員はちょっとした「カモさん見守り隊」

この1カ月の間、親鳥はあたためながら、体を伸ばして

近くの草を食べるので、巣の周りが良く見え、

カラスから丸見えと気が気ではありません。



そのカルガモ、

どうやら昨日ふ化したようなのです。

今朝、親鳥が水面目指してお引っ越しを始めました。

ところが気がつくと、親鳥の後をついて歩いているのは2匹。

慌てて見ていた職員が出てみると、側溝の下から

子供たちの声がします。

側溝のところどころに開いている小さな穴から落ちたようなのです。

そこから子供たちの救出劇の始まりです。

側溝のフタをとると、トンネルになった管の中に

子供たちは入って行ってしまう。

懐中電灯で照らしたり、長い棒でかきまわしてみたりと

大人4,5人がかりで、なんとか救出。

やれやれ、と思って親鳥たちを探すと

近くの田んぼにたどりついたようです。

ですが・・・

いたっ、とほっとしたと同時くらいに、

2匹のカラスが2匹の子供をサッと・・・

あっという間の出来事だったようです。

子供たちを助けた職員は茫然と見ていたそうです。

憎いけど、悲しいけど、これが自然の姿なのでしょうか。

親鳥はどんな気持ちだったでしょう。

DVC00179_convert_20110622204257.jpg

残された子供たちを守るべく、動物愛護センターに連絡を取りました。

ですが、野鳥は資格のある人でなければ飼育できないのだとか・・・

子供たちの声を聞いて親鳥が迎えに来るのを待ったのですが

今日は姿を見せませんでした。

明日も巣の場所に箱に入った子供たちを置いてみるそうです。

明日こなければ、このまま大きくなることは難しいそうです。



ずっと、卵からふ化する今日の日をみんな楽しみに

待っていたのですが、なんとも複雑な1日となってしまいました。

世の中、厳しい。

心身強くなければ生きていけないな、

ふとそんな言葉が今、思いつきます。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

明日、親鳥が迎えにきますように・・・

私も、一生懸命祈ります

てこなさんへ

木曜日、親鳥は現れませんでした。
でも、職員のなかに野鳥を飼育する資格を持った方がいて、とりあえず子どもたちの「パパ」に。

このまま社会デビューしても、えさの取り方を教わらないので餓死するか、カラスにやられてしまうか・・・

金曜日はその職員に会わなかったので、子どもたちがどうなったか聞けず・・・

人間界以上に厳しいですね。
プロフィール

ぱこみこ

Author:ぱこみこ
2005年3月末っ子の断乳後しこり発見!4月、右全摘出手術。
化学療法
リュープリン2年
タスオミン5年服用。
2015年3月乳がん治療卒業。
「無事卒業だね」と主治医に言われるも、
なんとなく不安は残りつつ、
でも、毎日をおいしく生きています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード